9人が本棚に入れています
本棚に追加
じいちゃんの見舞いに行って数日後…
鞄を引っ張られることも無くなり、忘れかけてたある日
友達の家に土産置いてこいと親に言われて渋々出かけました。
行くのはグダグダなのに行くと2時間は帰ってこない。
友達の家の犬とじゃれあうので中々帰れません。
でも、その日は5分くらいで帰ってしまいました。帰り道に「あれ、今日はやけに帰んの早いな?なんでだろ?まぁ、いいか」
そんなことを考えながら、家に帰ると親父が帰ってきていて、「じいさん死んだぞ」
一瞬なにもかもが止まってしまうかの一言でした。
虫のしらせだったのでしょう。すぐに帰ったのはじいちゃんが「もうすぐお前の家に知らせが行くからすぐ帰れよ」と教えてくれたみたいです。
亡くなったじいちゃんは前に見舞い行った時と同じでした。
俺からみたら、起きて動き出すんじゃねぇかってくらいでした。
実際に他界したことの実感がわいたのは火葬したあとに出てきた骨を見た時でした。
あ~、ホントに逝ったんだな。
その日を最後に不思議な体験をすることは無くなりました。
体験したことは以上です。
やはりこれは呼ばれていたのでしょうか?
今となってはよくわかりませんが、じいちゃんは亡くなる前に自分の子供、孫、ひ孫、みんなにあえたようだったので、笑顔で逝ってくれたんだと思います。
~終~
最初のコメントを投稿しよう!