第四話

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  悟留「優貴に振られたとか?」 ズキッ あぁ… 悟留は俺の期待を裏切らなかった でも図星に傷ついた。 「ったく…うっせーよ。馬鹿っ」 また振られた現象が頭を過ぎる そしてまた、涙が出てきて涙声になる。 あぁ… こんな姿、悟留に見られたくねっ 俺は頑張って服の裾で涙を拭う 悟留「図星か…。はぁー。あんま我慢すんなよ!こういうときはマジで泣け」 「お前の前で泣けっかよ。恥ずかしい」 「いや、俺の前だからこそ泣けよ」 確かに、悟留のことは1番の親友で信頼性があって昔からの付き合い。 でも、だからこそ1番見せたくねぇんだ 俺は悟留に背を向けた 悟留「はぁ素直じゃないねぇー!まぁ、俺もだけど…つかお前、マジで無理すんなよ?昔っから人前で泣き顔見せてこなかったけど…今は…泣いていいんだぜ?変なプライド?意地?とか張ってないでさ。素直に泣けって!なっ?」 「……………」 なに言ってんだよ悟留 だからお前の前では1番泣きたくないって… 悟留「受け止めてやるから。お前の弱いところ、見たい」 「……………っ」
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