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悟留「はは、じゃぁ俺帰るよ」
悟留は立ち上がり、玄関に向かおうとした
「え?」
俺は無意識に悟留の裾を引っ張った
帰る?
まだ居ろよ…
急に寂しくなった
悟留「ん?なにか?」
「え、あ、いや…」
引き止めるのも悪いと思い、
引っ張っていた裾を離した
「…ごめん」
でもやっぱり…
寂しい
まだ居てほしい
帰らないでほしい
一人にしないでほしい
悟留「じゃあな、陸。また明日」
悟留の笑顔
嫌だ
そんな顔して去っていくな
もっと寂しくなるから…
ドクン
優貴がドアから去っていく姿が頭をよぎった
優貴…ーーーっ
「悟留っ!!!!」
悟留は振り向いた
あの時と…優貴の時と…同じ感覚だ
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