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悟留「陸?」
「ぅあ、ご、ごめ…」
ふと我にかえると涙がホロリと一滴落ちた
悟留「陸…お前…」
心配して俺の方へ駆け寄ってきた
「ご、ごめ…せっかく笑わせてくれたのに、また………」
落ちてくる涙
泣いちゃダメだ
我慢しても涙は止まらない
「ほんと、ごめん…」
裾で何度も涙を拭う
でもまた涙が溢れ出してくるばかりで…
悟留「馬鹿かっ」
ガッーーー
っ!?
「悟…留?」
悟留の暖かい腕…
俺は悟留に抱きしめられていた
悟留「我慢すんなって、言ったばっかだろ。」
「悟留…」
悟留「お前がまた落ち着くまで居てやるから。いっぱい泣け」
「ーーーっ!」
『居てやるから。』
その言葉に安心した
いっぱい涙が零れてきた
もぅ止まらない
声を出して泣いた
俺は悟留の肩で思いっきり泣いて、泣いて泣いて。
それから何分経ったかはわからないけど、長い間泣いたせいで泣き疲れて、俺は悟留の肩で眠りに入っていった
俺が眠り入った後、悟留はずっと俺の寝顔を微笑ましい顔で見ていた
そしてこう呟いた
悟留「陸、お前が好きだよ」
と…
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