第五話

9/27
前へ
/155ページ
次へ
次の日 俺は自転車でいつものように学校へ向かった 昨日休んだだけなのに なぜか学校が久しぶりに感じた 教室に着き、辺りを見回した 優貴はまだ来ていない ほっとした いつもなら優貴が早く来ないか待ち遠しかったのに… 今日、いつものように上手く話しかけられるだろうか。 不安がだんだん募っていく そして自分の席に座る ?「おっはー」 ビクッ!! 振り向くと悟留がいた 「うわぁ、びっくりしたー優貴かと思った。」 ほっとした 悟留「ぷ、残念した?」 「いや、その逆。マジ悟留で良かった」 悟留「……やっぱ気まずいか」 「うーん、まあな。」 今は会いたくない 関わりたくない 優貴との雰囲気に堪えられそうにないから 悟留「…これからどーする訳?」 「これから?」 悟留「うん。優貴とどう接して行くか…」 「…………。」 "思い出に変えて、これから友達として見ていく" 昨日そう決めた筈なのに、何故か自信持って言えない 悟留「……………。 まぁ、よく考えな。」 俯いて拳を握りしめる俺の頭をポンッと軽く叩いていき、悟留は自分の席に座って行った。
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

294人が本棚に入れています
本棚に追加