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どれくらい泣いただろう
目の前にある玄関のドアのぼやける窓はもぅ薄暗くなっていた
俺はゆっくり立ち上がり、リビングへ足を運んだ
今日の母さんは仕事で夜中の2時にしか帰ってこない
リビングも薄暗い
母さんが夜中に帰ってくる時はいつも家の中で幼い頃から一人ぼっち。
だから一人ぼっちなのは慣れっこ。
……なのに
今日だけは寂しくて寂しくて、たまらなかった
「母さん…早く帰ってきて…グスッ」
涙を服の袖でふく
鼻をすする
きっと目も鼻も真っ赤だろう
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