大好きな小説家

3/12
前へ
/267ページ
次へ
その様子を見て莉央はうっとりとする。 これほどまでに読者が似合う少女はいないだろう。 肩にかかるくらいの髪は軽くウェーブしていて栗色をしている。 肌は白く、その大きな瞳で上目使いなんてされた日にゃ………もう鼻血で出血死もできるだろう。 愛美が木陰で読者でもしようものなら、時計を持ったうさぎが通りそうだわ。
/267ページ

最初のコメントを投稿しよう!

642人が本棚に入れています
本棚に追加