大好きな小説家

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「ねぇ、莉央。弟子になってどうすんの?あんた小説家目指してるわけじゃないでしょ?」 「あっ………」 「ったく。いっつも小説のこととなると後先考えずに行動するんだから」 愛美の言葉に莉央は考えこんだ。 確かに弟子になってどうするんだろ。 でもあの美しい文章………あれは弟子入りするしかないだろう。 「どうするかは後で考えるわ」 莉央の返事を聞いて愛美は深くため息をついた。
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