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そしてアリスは隣に積み重ねていた同人誌を綺麗にリュックに詰め込み慌ててショタ…じゃなかった白兎を追いかけました。
***
白兎を追いかけると可愛らしい小屋に着きました。
どうやら白兎はこの小屋に入っていった様です。
アリスは唇に手を当てて思いました……、
(中にショタ白兎の仲間が沢山居たらどうしよう…!!!!)
(これが噂の逆ハーレム…!!!!)
アリスは荒くなる息を押さえる事が出来ませんでした。
それはそれは秋葉原に居るヲタクの様です。
アリスはドアノブを脂ぎった手で掴みます。
「さあ、来い!!!
逆ハーレムよ!!!!」
何かの呪文の様に叫び扉を勢い良く開けました。
すると小屋の中には……、
「あンれ―?君、誰よ?」
小屋の中には白兎の姿は無くテーブルの上に座っている男が一人居ました。
(何この青少年ッッ!!!!
青少年の周りが光ってみえるわ!!!!)
アリスは鼻の違和感を察し、反射的に手で押さえましたが指の間から出てくる真っ赤な液体は抑える事が出来ませんでした。
「ちょ…どしたのさ!?」
アリスを心配する青少年の容姿は少し釣り目で短髪茶髪の猫っ毛(多分)。
そして猫耳&八重歯!!!!
猫耳、萌えェェエエ!!!!!
きっときっと性格は…!!!!
・控え目なツンデレ
・思った事は全て言ってしまう天然鬼畜猫(悪気は本当に無い)
・一途な恋をして居るが相手にはそっちの気は無く苦しい片思いを七年間、
かな!!!ハアハア!!!
アリスは、いつもの妄想癖が出てしまい勝手に猫の性格、設定を作っていました。
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