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―ゴゴゴゴ 音をたてて揺れている俺の世界… 世界といっても夢の中にある偶像の世界。 真っ暗闇で … それでいて、 真っ白な程何もない。 夢というのは少なからず、自分の記憶の中にある風景が作用して見るモノらしい。 なら、俺の夢は何だ… 昔の記憶がない俺は夢見る権利は無いのだろうか。 と いつものように自問自答を繰り返す。 そうでもしないとこの暗闇に呑まれそうで ―わすれた声の出す方法って知ってる? また、いつものようにふと誰かの声が聴こえた。
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