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遠くからだが、邪気で場所が分かるほどだ。
テントを張った所から、一キロ以上は離れた所に魔物はいた。
姿は大きな犬のようだが、爪はイタチのように長く鋭く、耳はウサギのように長い。大きさはリランくらいとなかなか大きい。
すると、魔物は口を開いた。
「お前らは生力も魔力も多いなあ。しかも三人!今日は運がいいなあ!まずは一番うまそうなお前だ!」
そう言って魔物は蒼空に飛びかかってきた!
星夜が結界を張ってくれたが、簡単に爪で切り裂いてしまった。なんとか、セイラとの契約の印を刀にして受け止めたが、衝撃で吹き飛ばされてしまった。
そうして、蒼空木に叩きつけられてしまった。
「おい、蒼空!大丈夫か!?」
「ぐう…。くそ…、なんて力だ。」
「ほう…、生きているか…。これはなかなか楽しめそうだぞ。」
魔物は笑っている。好戦的なようだ。
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