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「人の心配してる場合なんかないぜ!本気でかかって来ないと、ソイツのようになるぜ。」
そう言うと、魔物は爪で空を裂いた。すると、いくつもの鎌鼬ができて星夜達に飛んでいった。
「くっ…」
星夜は避けられたものの、翼は融合してるため、体が大きく脚に怪我をしてしまった。
「オラオラ!どんどん行くぜ!」
今度は鎌鼬の連続だ!
このままでは逃げてばかりで攻めることができない…。
だんだんと星夜と翼は傷ついていく。
蒼空はなんとか気が付いたものの、身体中が痛み、動くことができない。
「蒼空、大丈夫か!?」
人間の姿で蒼空を心配している。安全な所に運んでくれたようだ。
「はあ…はあ…。星…夜や…翼…頑張って…る…から…いか…なく…ちゃ…」
どうにかして、蒼空は翼を動かして翔ぼうとするが、羽ばたけない。
「…そうだな!仲間が待ってるな!」
セイラがそう答えると、周りが真っ白になった。
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