キャンプ

17/27
前へ
/356ページ
次へ
蒼空は目を閉じ、集中して研ぎ澄ます。 すると、セイラの身体の隅々まで分かる。考えていることまで、伝わってくる。 そして、目を開けた… すると、暗いセイラの腹の中ではなかった。高い所を見渡しているような感じだ。人間の目では見えないような遠くの方も見える…。身体を見てみると、銀色の鱗をしていた。 「何だ…?オレがセイラに?融合と同じような…」 すると、脳に直接、セイラの声が聞こえた。 「よくできたな蒼空!成功する確率は3%ほどなのに…だ。 それと、融合とは違う。 ただの融合なら、その召喚獣は一時的に眠った状態になる。私の声が聞こえるはずがない。 しいて言うならば……同化だ。 一体化することができる。これが出来たならば、あとは覚醒すれば、完全竜化もできるようになるだろう。」 そうして、星夜達が戦っている所へ向かった。
/356ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1520人が本棚に入れています
本棚に追加