1520人が本棚に入れています
本棚に追加
みんなは円になり、話していた。
「なんとか勝ったみたいだな。やったな、蒼空!」
翼は笑って、蒼空に話しかける。他の人や獣も笑っている…が蒼空1人だけ浮かない顔をしていた。
「おい、聞いてるのか?」
「え?うん、やったね!」
蒼空は造り笑いをした。
「…じゃあ、そろそろテントに戻りましょうか。」
星夜は提案し、おのおののテントに戻って行った。
蒼空もテントに戻ろうとすると…
「話があるから」
と星夜に止められた。
………
「なんだよ、話って。」
「あなた、あなたの召喚獣が魔物を食べて驚いてるんでしょ。」
図星だった…さすが、幼なじみと言った所か。
「じゃ、じゃあなんでお前たちは驚かないんだよ!」
「当たり前じゃない。私たちの召喚獣だって魔物を食べるわよ。…まあ、蒼空のみたいにそこまで大きいのは食べないけど…。
本能みたいなものだから受け入れて、馴れるしかないの。」
蒼空は驚いたが、
「そうだな…。オレ達のやってる仕事はそういうものだ。
ありがとな、星夜!じゃあおやすみ!」
そうして、テントに戻った。
最初のコメントを投稿しよう!