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木之下「…あのさ!翼くん…私…好きな」
愛の告白が途中で遮った翼
翼「まじかよ!お前好きなやついるの?まさか奢鴛とか?それとも流谷?前原は別として…誰だ?」
木之下「…………」
(鈍感なんだな…翼くんは…)
翼「誰だ?」
木之下「言わないわよ!」
翼「なんで…キレぎみなんだよ…」
木之下「知らないわよ!」
翼「…久々だな…こんな会話…」
木之下「え!?」
翼「中学以来に話したのに会話が弾んだし…それにそろそろ部活始まるから行くわ!ありがとうな!木之下!励ましてくれて!じゃあな!」
木之下「…待って…」
翼がドアに手をかけた時に木之下はいった…
木之下「…メアド交換しない?」
翼「え!?」
木之下「だって、いつでも話せるし…それに野球の結果教えてあげる!」
翼「まじ!じゃぁ…勉強も教えてな!」
木之下「それは自分でしたら!」
と二人は携帯で互いにメアドを交換した…
翼「じゃあな!木之下!また会う日まで!」
木之下「じゃあね…」
翼はドアをあけて外へ出る…少し笑みをうかべていった…
翼「じゃあな!由依!必ず甲子園にいってこの高校に勝って優勝してやるからよ!」
その言葉を残し走り去っていった…
木之下「…翼…ありがとう…見てるから…」
木之下はその場に泣き崩れた…
そのころ翼は廊下を歩きながら『絶対勝つ』という気持ちでいっぱいだった…
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