2人が本棚に入れています
本棚に追加
幾年もの歳月重ねて
また巡り合う場所は
醜悪蔓延る現実世界
いくつも夢を渡り歩き
貴方を探して彷徨っていたの
いくつも生死を巡り渡り
永遠の哀歌を奏でたの
宿命の様に産まれ生きて
運命の様に死んで消えて
貴方を探し続けたの…
ねぇ、もう待つのは疲れたわ……
何故人は生まれて生きるために藻掻くの?
価値が欲しいから幸せを求めるの?
何故人は生きるのを投げ出すの?
行方の分からぬ夢を見続けたいからなの?
嗚呼残酷な夢の旅路
幾年もの歳月重ねて
現実から目を背けて
只一人眠っていたの…
いくつも夢を視て
貴方に恋い焦がれるように
蝶のようにひらひらと只舞っていたの…
永遠に夢を見続けて
永遠に輪廻を巡り廻り
貴方を見つけるために私は生きているの
満開の夢のなか
閉ざした心だけが
貴方との再開の場所だから…
最初のコメントを投稿しよう!