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転校と引越しの準備は私の気持ちなんて無視して進んでいった。
…。
そして引越す前日。
私は約束の場所へきていた。
雅人くんと約束した場所は
小さな湖がある場所…
春になると桜が満開になる。
もうあの綺麗な桜見れないのかな…。
『このベンチなんだよね』
私はひとりつぶやきそのベンチに座った。
10年前このベンチで私と雅人くんは約束を交したー。
バイバイ。雅人くん…。
涙腺が弱くて目に涙がたまってきた。
『ここにやっぱいた。』
振り返ると由香がたっていた。
由香は私の隣に腰掛ける。
『もうすぐ秋になるね。』
『うん。』
『ここ笑美たちが約束した場所だよね…。』
『うん。。』
私は頷くしかできなかった。
『そっか。』
『私思うんだけど、もしさ…二人が運命ならきっとどこにいてもなにしててもまた出会うと思うよ。』
由香は笑顔でいう。
『私はたまに笑美のその純粋さが羨ましいよ。だからそのまんまでいいと思うよ。名前まけしないで向こうでも笑顔で頑張ってね』
『うん。』
私は由香に抱きついた。
『ちょっと!』
て由香は困ってたけど…
凄く嬉しかったんだ。
由香ありがとう…。
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