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翌日………。
竜之介は母親に一つの質問をした。
「母さんは……俺が事件に巻き込まれている事をどう思う?」
「どう思うって……そのおかげで竜之介の才能が分かったんでしょ……?」
「おかげって何だよ……。
俺の才能を知るために人が死ななきゃいけないのかよ?」
「………。
「本当なら……この世界に、探偵や、警察がいらない方が普通なんだ……。
でも……何で……何で人は死ぬんだよ!?」
「恨まれてしまったのよ……犯人に……。」
「人を殺す事に意味なんか無いんだ!
なのに……どうして人は大切な命を簡単に奪うんだよ!?」
「…………。」
「母さんの気遣いは嬉しいけど……。
また事件に巻き込まれるんだって言う考え方……納得出来ない!」
「竜之介……。」
竜之介は鞄を持ってさっさと学校に行ってしまった。
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