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木の葉を散らし 波を荒立て 小さな心までも 粉々にした   怒濤の渦で 駆け抜けて行ったあなた。 いつまでも恋の嵐に身を焦がしていると勘違いなさらないで?   嵐の去った後の 真っ青で抜ける様な空の下 今、私は居ます。   過ぎた嵐も、傷痕も…   行ってしまった台風は、二度と帰りません。
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