世界の記憶

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その昔、その世界では戦争があった。 魔族と人間の世界規模の戦争― その戦争には魔法、剣、魔化学…全てが使われた。 日夜の戦いで大地は揺るぎ、地形は毎日のように変化を続けていった。 ある時魔族が総攻撃をかけてきた。 例にないほどの勢いは止められる筈もなかった。 人間側が劣勢になり、諦めかけたとき、勇者は現れた。 「臆するな、人々。私は負けない。」 勇者の存在に人々は歓喜し、再び沸き起こった。 勇者一行は魔族の城に突入し、魔族の王を倒した。 統治者を失った魔族は統制を失い、自滅の道を辿った…
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