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言っている意味が分からなかった。
いや、分かりたくなかったのかも…
何と無くその時気付いていたのかも…
今ならそう思える。
私は…
「…どうゆう意味?似合わないってこと?好きな色の服を着て、好きなことして…あんたたちも一緒でしょ!あたしがどんな服を選ぶかあたしの勝手!」
ちがう…ちがう、ちがうちがう!
私が言いたかったのは…
「…うさぎちゃん…この店に来たときのうさぎちゃんはもう居ないのね…」
「失望しました…貴女はそんな風にしか考えていなかったなんて…すみません。出ていってくれませんか?」
私は走った。
自分が分からなくなって
大人な拓郁に似合うヒトにって
拓郁の為に変わったの。
拓郁の為に…なのにっ
なぜか涙が止まらなかった
なぜ?二人が理解してくれないから?
なぜ?辛い言葉を言われたから?
なぜ?
なぜ?
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