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そして、童話の中のアリスは気付く。
自分の愚かな部分に…
そうか…
私は昔からそうだったんだ…
大切なものは無くしてから気付いて
自分一人の世界に閉じ籠って…
だから、アリスは夢を見たんだ
夢のなかでは自由だから
でも、ずっと夢を見ているわけにはいかない。
私は……
大好きな人のために自分を見失って…
誰よりも思ってくれる人を捨てて自分の為に生きて…
理解者を自分勝手な思考で傷をつけて…
最悪だ…
最低だ…
生きる価値なんて…
ない
やっと繋げた薬指の紅い糸をほどいた
小さな部屋に一人ぼっち
もう太陽を見ることはないだろう
全てへの償いと思ったのだ
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