seventh love

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小学校在学中に父親から受けた暴行は数知れず、小学校五年の時は親戚の家に裸足で逃げ込んだ 「ッ助けて!!おじちゃん助けてぇな…ッ!!」 …逃げ込んだ家の家族は俺を見るなり絶句した… そりゃ絶句もしたくなる 手首に残る縛られたような痕 泣きはらして腫れた瞼 掠れた声 青あざだらけの両足 痩せ痩けた頬 その時 親戚は 初めて俺を匿ってくれた そして教えてくれた 【この世に愛は溢れてる】 そんな事、知ってる でも知らない 生きてきた中で 俺はもらえなかったよ
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