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「侑士、俺を一度家へ帰らせてくれないか」
「…」
「侑士…必ずここに俺は帰ってくるから」
「…」
「着替えとか…学校とかあるから。な?」
「…」
「あと俺のティーセットとかも置きたいし」
「ティーセット…?」
「あぁ。いつまでもお前の不味い苦い珈琲なんか飲みたくないからな」
「……帰ってくるん?ちゃんと……」
「俺が嘘吐くわけないだろ」
「今までどこにおった聴かれんで?」
「そこは嘘吐くしかねぇだろ」
「景……」
「家には侑士と同棲するって言うから」
「…わかったッ…」
大丈夫
大丈夫
人生は分からないもの
大丈夫
きっと侑士との未来は 輝くはず
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