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…もし、俺と出会っていなければ
友梨にそんな想いをさせずにすんだのかな?…
「駿、起きなさい!」
一階から聞こえてくるのは親の声。
それを聞きながらまた寝ようとしている俺は、菊島 駿(きくしま しゅん)。中学3年生。
だいたいこうなると、窓からアイツがはいってくる。
「駿、起きろ~!学校遅れちゃうよ!」
そう言いながら俺を揺すってるのは、隣の家の松崎 友梨(まつざき ゆり)同い年で俺の幼なじみ。
さすがに友梨が来たら起きないわけにはいかない。
俺は眠い目をこすりながら、
「起こしてくれてサンキュー。」
と一言残し、一階に向かった。
友梨は俺を起こすと、すぐに自分の家にもどる。
これが俺の朝。
俺は一通り支度を済ませ家を出た。
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