誤解

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それから毎日一緒に帰るようになり、定期も変えた。母親には、合同練習でよく行くから、と言って了解を得たのだ。 今日もいつものように一緒に歩いていた。いつもより元気がない純が心配でたまらなかった。でもなにも聞けなくて、沈黙のままバス停がある別れ道まで来た。 「お前、今日はそっちから帰れ。」
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