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「ちょっ!神城先輩!離してくださいよ」
パッと俺は手を離す
「俺は生徒会なんかじゃないからお前の苦労とか分からない
……でも一生懸命やろうとして力入りすぎてる…
お節介だって云うなら俺は別に構わない」
「先輩……」
少し云いすぎたかな…
阿立は黙って俯いてしまった
「…い…は……」
「?」
「先輩は優しいですね」
「あっ……」
笑った……軽くだけど…
「教室に戻ります
帯刀先輩には云っておきますので集計表ちゃんと出すように云っておいてくださいね」
そう云うと阿立は制服を翻して戻っていった
「お前も苦労してるんだな」
細やかな呟きは誰にも聞こえない―――…
2‐D
「お前等ちゃんと出せよな」
「仕方無いネ」
「メ~」
(真面目の先に一時の休息)
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