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「ねえ神城?」
「何だよ……」
まだ少し照れてる神城を視て俺は少し笑った
「俺ね、最近放課後が一番好き」
「家に帰れるからか?」
まぁ…それもあるんだけどね
「こうして神城と二人きりでいられる放課後の時間が一番好き」
「二見………」
暫らく俺たちは見つめ合って
どちらかともなく
キスをした……
夕日が二人を淡く染める
放課後だけの幸せの一時
「……帰ろっか」
席を立とうとすると神城が俺の制服の裾を掴んだ
「……駅まで一緒にいってやる」
「えっ?」
「駅までだからなっ!」
そう云って鞄を持って教室から出ていってしまった
(……反則デショ)
きっと今俺の顔は
夕日みたいに真っ赤になってると思う……
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