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たっくんがクスッと笑った。
「……頼りになるよ。」
…よかった。
また、こうゆう風にたっくんと話せてよかった。
やっぱり私にはたっくんが必要なんだ。
「そろそろ、教室に戻ってくれないかしら?」
――…!!!??
焦って後ろを振り向くと、先生が呆れた顔で立っていた。
「す、すいませんっ…!」
急いで、そして手をつないで、私たちは保健室を後にした。
「今度から、たっくんのことは達也って呼ぼうかな…。」
「……え?」
「付き合ってんのに、たっくんってなんかおかしいと思うし、達也の方がなんかいいかなってさ。」
すると、たっくんは私から手を離した。
「…好きにしてくれよ。」
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