散歩

4/5
前へ
/151ページ
次へ
「エミリー。きみは森が嫌いかな??」 『...嫌な思い出があるのであまり....。』 「そうか。私もだよ。森に良い思い出はない。だけど落ち着くよ。落ち込んだ時は必ず森に来る。」 『....私の事どう思います??』 「最初はビックリしてたよ。だけどね、きみの瞳を見ていると、悪い子じゃないってわかったから。それに、きみと私は似ているし。」 『....』 「大丈夫!!1人じゃないよ。」 自然に涙が溢れていた。 人前で泣くのは何年ぶりだろうか。 こんなに安心したのも 生まれてはじめてのような感じ。 やっぱりあなたに出会えてなければ 私は寂しさで死んでしまっていたかもしれない。 リーマスはそっと抱きしめた。 ガラス玉のように繊細な心を....
/151ページ

最初のコメントを投稿しよう!

60人が本棚に入れています
本棚に追加