遺言

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小学校の時に小学生とは思えぬ美貌で雑誌モデルを勤め、小学校を卒業する頃に、ふとモデル業界から消えた。 中学校の時には族へ入り、二年で族長まで昇りつめる。 高校卒業時に結婚の為にあっさりと族を辞めた。 族の仲間は信頼度が強く同意…いや正直、強かった為に誰にも止められず。 親から見放されていたためか、自分の子供は溺愛していた。 父親は変わり者で箱入り息子な為、あまり子供の世話をさせてもらえず拗ねる毎日。 そんな様子を見て「いい子いい子」と撫でるのが彼女の日課だ。 少し変な咲の人生はある日いきなり終わりを告げた。
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