15人が本棚に入れています
本棚に追加
キヨが家に消えると、富樫は再び車の運転手側の後部座席を開けた
「さぁ、私達も行きましょ」
と言う目で香織は華子を見て、そして香織は華子の手を引き、華子を運転手側の後部座席に乗せた
華子を座席に座らせると、富樫は華子が乗った席のドアを閉めた
そして、今度は富樫は反対側の後部座席の車のドアを開けた
香織は、富樫がドアを閉めた開けた席に乗り込み、そして富樫はドアを閉めた
富樫はドアを閉め終わると、足早に運転手席に行き、運転手席に座ると、ゆっくり静かに車を出した
「奥様っ‼
お屋敷で、宜しいのですか?」
と富樫は香織に尋ねると
「はいっ❗
お願いします」
と富樫に香織は答えた
すると、富樫は小さく頷き、車を走らせた
車が防空壕に着くと、富樫は車を停め、そして二人を降ろすと
「奥様っ‼
私は、ここで失礼します
日程が決まりましたら、ご連絡下さい」
と香織に一礼すると
「富樫っ、ありがとう」
と言い、香織が一礼すると、遅れて華子も一礼した
すると、富樫は車に乗り込み、車を発進させた
香織と華子は、足元に気お付けながら、防空壕を通り抜け、そして屋敷へと消えて行った
屋敷の中に入ると、香織は華子を連れて、屋敷のある場所へ連れて行った
そこに着くと、香織は華子に鍵を渡し
「あなたは、今日からここを自由に使いなさい
そして明日からは、暫く、朝、六時に起床して、私の家事の手伝いをしながら、ここのルールを学び覚えるのですよ」
華子は香織から、鍵を受け取ると、部屋を開けると
「奥様っ‼
こ、これはっ‼」
と言うと、華子は崩れるようにその場に座り込んだ
「そう、そうよ❗
ここは、あの人の・・・
茂樹の書斎
そして、正面に飾ってる、あの紋付袴は・・・
私との結婚式の時に、着ていた紋付袴
ここは、あの人の居場所
だからこそ、あなたにはここを使わせたいのです
その子を、天に居るあの人に、見守って貰う為にもね」
と言い終わると
「ピ~ン🎵ポ~ン🎵」
と家のチャイムが響き渡り、香織が近くインターホン取ると
「月便です‼
水木華子様のお荷物を届けに参りました」
と言うと
「御苦労様‼
今、そちらに向います」
と言うと、華子にその事を伝え、二人は玄関へと、足早に向った
最初のコメントを投稿しよう!