思い出交換

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キヨが家に消えると、富樫は再び車の運転手側の後部座席を開けた 「さぁ、私達も行きましょ」 と言う目で香織は華子を見て、そして香織は華子の手を引き、華子を運転手側の後部座席に乗せた 華子を座席に座らせると、富樫は華子が乗った席のドアを閉めた そして、今度は富樫は反対側の後部座席の車のドアを開けた 香織は、富樫がドアを閉めた開けた席に乗り込み、そして富樫はドアを閉めた 富樫はドアを閉め終わると、足早に運転手席に行き、運転手席に座ると、ゆっくり静かに車を出した 「奥様っ‼ お屋敷で、宜しいのですか?」 と富樫は香織に尋ねると 「はいっ❗ お願いします」 と富樫に香織は答えた すると、富樫は小さく頷き、車を走らせた 車が防空壕に着くと、富樫は車を停め、そして二人を降ろすと 「奥様っ‼ 私は、ここで失礼します 日程が決まりましたら、ご連絡下さい」 と香織に一礼すると 「富樫っ、ありがとう」 と言い、香織が一礼すると、遅れて華子も一礼した すると、富樫は車に乗り込み、車を発進させた 香織と華子は、足元に気お付けながら、防空壕を通り抜け、そして屋敷へと消えて行った 屋敷の中に入ると、香織は華子を連れて、屋敷のある場所へ連れて行った そこに着くと、香織は華子に鍵を渡し 「あなたは、今日からここを自由に使いなさい そして明日からは、暫く、朝、六時に起床して、私の家事の手伝いをしながら、ここのルールを学び覚えるのですよ」 華子は香織から、鍵を受け取ると、部屋を開けると 「奥様っ‼ こ、これはっ‼」 と言うと、華子は崩れるようにその場に座り込んだ 「そう、そうよ❗ ここは、あの人の・・・ 茂樹の書斎 そして、正面に飾ってる、あの紋付袴は・・・ 私との結婚式の時に、着ていた紋付袴 ここは、あの人の居場所 だからこそ、あなたにはここを使わせたいのです その子を、天に居るあの人に、見守って貰う為にもね」 と言い終わると 「ピ~ン🎵ポ~ン🎵」 と家のチャイムが響き渡り、香織が近くインターホン取ると 「月便です‼ 水木華子様のお荷物を届けに参りました」 と言うと 「御苦労様‼ 今、そちらに向います」 と言うと、華子にその事を伝え、二人は玄関へと、足早に向った
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