思い出交換Ⅱ

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二人は、キヨの姿が見えなくなるまで見送り、そして見えなくなると、振り返り、登って来た道を、今度は下り始めた 下ると富樫が、車の後部座席を開け、二人を車に乗せた 二人を車に乗せると、富樫は運転席に座り、静かに車を出した 暫くすると 「奥様っ‼ 来た道と違いますけど」 と辺りの景色を見ながら、華子が言うと 「大丈夫ですよ 今日は、あるところに華子を連れて行こうと思います ですから、この道でいいのです」 と香織は静かに華子に答えた 暫く、車が走ると、ある建物の立体駐車場に入って行った そして車は、その立体駐車場の最上階まで登り、そして車は開いている駐車スペースへと滑り込むように、停まった 車が停まると、富樫は車を降り、車から二人を降ろした 「では、奥様 夕方、お迎えに伺います」 と一礼し、富樫が言うと 「はい、宜しくお願いします と香織が言うと、二人は富樫に一礼した そして富樫は車に乗り、二人の前を走り去って行った 二人は車が見えなくなると、建物の中に入って行った そして、香織は更に上に昇る為に、エレベーターの前に行き、昇りのボタン押した 程なく、エレベーターが到着し、香織と華子はエレベーターに乗り、その建物の最上階に向った エレベーターが最上階に着き、二人はエレベーターを降りると、そこにはレストランがあった 香織はそこのレストランの常連らしく、香織の姿が見えると、年長のウェーターがすぐに、香織の傍に近付き 「いっらっしゃいませ🎵 奥様っ🎵 何時もの、席で宜しいでしょうか?」 とその年長のウェーターが、香織に聞くと、香織は静かに頷いた すると、その年長のウェーターが、 「こちらで、ございます」 と言いながら、振り返り、歩き出した 香織はその後を付いて行くように歩き出した 華子も香織の後を付いて歩き出した そして大きな窓が見えるテーブル席に来ると、その年長のウェーターが立ち止まり、そのテーブル席の椅子をそのウェーターが引き 「奥様っ‼どうぞ」 とそのウェーターが言うと 「華子っ‼ お座りなさい」 と香織が華子に、言った 華子は素直に、その席に就き、次にウェーターが椅子を引いた場所に、香織が座った 「奥様っ‼ 何時もの、シェフのお薦め料理で宜しいですか?」 とウェーターが聞くと、香織は頷き 「かしこまいりました では、ごゆっくりどうぞ‼」 と言うと、ウェーターは振り返り、去って行った
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