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二人は、キヨの姿が見えなくなるまで見送り、そして見えなくなると、振り返り、登って来た道を、今度は下り始めた
下ると富樫が、車の後部座席を開け、二人を車に乗せた
二人を車に乗せると、富樫は運転席に座り、静かに車を出した
暫くすると
「奥様っ‼
来た道と違いますけど」
と辺りの景色を見ながら、華子が言うと
「大丈夫ですよ
今日は、あるところに華子を連れて行こうと思います
ですから、この道でいいのです」
と香織は静かに華子に答えた
暫く、車が走ると、ある建物の立体駐車場に入って行った
そして車は、その立体駐車場の最上階まで登り、そして車は開いている駐車スペースへと滑り込むように、停まった
車が停まると、富樫は車を降り、車から二人を降ろした
「では、奥様
夕方、お迎えに伺います」
と一礼し、富樫が言うと
「はい、宜しくお願いします
と香織が言うと、二人は富樫に一礼した
そして富樫は車に乗り、二人の前を走り去って行った
二人は車が見えなくなると、建物の中に入って行った
そして、香織は更に上に昇る為に、エレベーターの前に行き、昇りのボタン押した
程なく、エレベーターが到着し、香織と華子はエレベーターに乗り、その建物の最上階に向った
エレベーターが最上階に着き、二人はエレベーターを降りると、そこにはレストランがあった
香織はそこのレストランの常連らしく、香織の姿が見えると、年長のウェーターがすぐに、香織の傍に近付き
「いっらっしゃいませ🎵
奥様っ🎵
何時もの、席で宜しいでしょうか?」
とその年長のウェーターが、香織に聞くと、香織は静かに頷いた
すると、その年長のウェーターが、
「こちらで、ございます」
と言いながら、振り返り、歩き出した
香織はその後を付いて行くように歩き出した
華子も香織の後を付いて歩き出した
そして大きな窓が見えるテーブル席に来ると、その年長のウェーターが立ち止まり、そのテーブル席の椅子をそのウェーターが引き
「奥様っ‼どうぞ」
とそのウェーターが言うと
「華子っ‼
お座りなさい」
と香織が華子に、言った
華子は素直に、その席に就き、次にウェーターが椅子を引いた場所に、香織が座った
「奥様っ‼
何時もの、シェフのお薦め料理で宜しいですか?」
とウェーターが聞くと、香織は頷き
「かしこまいりました
では、ごゆっくりどうぞ‼」
と言うと、ウェーターは振り返り、去って行った
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