深夜の訪問者

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三人兄弟が電話に夢中になってる間に、山本家を紹介しよう 一番背が高く、がっちりしているのが 山本一幸(41)山本家の長男 ○○大経済学部卒 卒業後は、父・茂樹の下で、働く 現パラダイスグループ代表取締役社長兼パーラーパラダイス○○店店長 性格は真面目だが、鍋奉行タイプ 趣味は、フライフィッシング そしてその部屋を中をウロウロしていて、落ち着きが無い小柄な女性が一幸の妻、弥生(40) 小柄だが、一幸の母、香織に負けず劣らず、負けず嫌いだ 一幸が、一番恐れているのは、母・香織と弥生の嫁姑喧嘩だ 始まると、それは親戚一同をも、巻き込む戦争となる 結局、母に負けて、そのストレス解消に、ふらっと一人で旅行に行ってしまうのだ それが、一幸の一番恐れている弥生の性格だ 一幸と同じ大学、同じ学部卒業 二人のなれそめは、大学の入勧コンパで、一幸の一目惚れその後、一幸の猛烈なアタックで、付き合い、弥生が卒業と同時に結婚した 高校生の晴美、健の一男一女を授かっている 晴美は、来年、大学受験を控えてる その一幸の隣で、痩せていて静かに話してるのが、次男の浩二(39) 三人兄弟の中では一番背が低く、体も一番痩せている 一幸と同じ大学、同じ学部卒業 現パラダイスグループ専務取締役兼パーラーパラダイス○○二号店店長 大学生時代から父の店で、アルバイトし、父や兄を陰ながら手伝って来た 趣味は、天文観測とバードウォッチング 休日には、妻・静香と仲良く、バードウォッチングに出掛けている 性格は根は明るいが、人見知りが激しく、知らない人間に対しては、ガードが堅い その電話を掛けてる浩二を心配そうに見つめているのが、妻・静香(39) おっとりとした性格だが、根が貧乏性らしく、常に家事をしたり、浩二の店を手伝ったりしている しかしそれとは裏腹に、浩二と背丈は同じくらいだが、浩二の三倍はあろうかと言う体格を有している なれそめは浩二が、父の店でアルバイトしていた時の、一生懸命に働く静の姿に、浩二の心が打たれ、付き合うようになった そして二人が二十歳の時に、そうっ!浩二が大学生の時に長男の宏を授かり、そして浩二が卒業と同時に結婚した 浩二の息子、宏もまた、浩二の店を手伝いながら、大学へ通っている 母・静香の性格をそのまま引き継いだ、孝行息子だ
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