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ある所に一人の女がいました
女は恋をしていました
ある日女は恋心を抱く男に告白することを決意しました
決意を固めた次の晩…女は男を原っぱに呼び自分の恋心を男に伝えました
しかし男は
「お前のような醜い女とは付き合えん」
そう言い残しその場を去っていきました
女は悲しみにくれました
そしてとうとう耐え切れなくなって自ら命を絶ったのでした
そう…満月の夜に…
それから満月の夜がくる度、女はもののけとして現れ、その原っぱを通る美しい女性を襲うようになりました
男はこのままではいけないと思い、徳のある加持の僧にお祓いを頼んだ
僧はもののけを井戸の中に封じこめその後は平穏な日が続きました
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