3年後

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「ァリス様にシロウサギを追わせるの女王様は反対みたいですよ……?」 「ダカラ…何ダ…イ??」 「皆。ァリス様が大スキなんですよね?無理矢理追わせたりしたら皆怒ってしまうのでは…?」 「大丈夫ダョ…ぁやなハ心配症ダネ…」 「チェシャ猫様が心配なんです!!」 チェシャ猫様がいないと私は生きてゆけない…。 チェシャ猫様はこの世でただ一人大切な人…。 「大丈夫ダョ…ボクハ死なナイ…少ナクトモァリスが白ゥサギを見つケルマデハ…」 「……ハイ。」 心配……どうかァリス様…見つからないで下さい…。 「どうシタンダイ…ぁやな…家に着イタョ…?」 「えっ!?ぁ…ハイ…」 「ォカシナぁやなダネ……」 ぉかしいのはチェシャ猫様…貴方ですよ…自分の命よりァリス様を…シロウサギを…なんて。 「ぁやな…お腹ガスイタョ…ぁやなヲ食べテイイカイ?」 「いっ!!嫌ですよ!!」 「ニャーいつもノぁやなダネ…」 チェシャ猫様は笑顔でそういってくれた。 いつもにんまり顔だけど今は本当に笑って…くれてるよう見えた。 「夕食ゎ何がょろしいですか?」 「ネズミのステーキハ遠慮スルョ……」 「ダメです、作りまス~!!」 「ぁやなワイジワル…ダネ…」 ねぇ…チェシャ猫様…愛しのチェシャ猫様、もし貴方の命に危険が迫った時ゎこの命、惜しみなく捧げます。どうせ貴方がいなければ無かったカモ知れない命……
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