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「ァリス様にシロウサギを追わせるの女王様は反対みたいですよ……?」
「ダカラ…何ダ…イ??」
「皆。ァリス様が大スキなんですよね?無理矢理追わせたりしたら皆怒ってしまうのでは…?」
「大丈夫ダョ…ぁやなハ心配症ダネ…」
「チェシャ猫様が心配なんです!!」
チェシャ猫様がいないと私は生きてゆけない…。
チェシャ猫様はこの世でただ一人大切な人…。
「大丈夫ダョ…ボクハ死なナイ…少ナクトモァリスが白ゥサギを見つケルマデハ…」
「……ハイ。」
心配……どうかァリス様…見つからないで下さい…。
「どうシタンダイ…ぁやな…家に着イタョ…?」
「えっ!?ぁ…ハイ…」
「ォカシナぁやなダネ……」
ぉかしいのはチェシャ猫様…貴方ですよ…自分の命よりァリス様を…シロウサギを…なんて。
「ぁやな…お腹ガスイタョ…ぁやなヲ食べテイイカイ?」
「いっ!!嫌ですよ!!」
「ニャーいつもノぁやなダネ…」
チェシャ猫様は笑顔でそういってくれた。
いつもにんまり顔だけど今は本当に笑って…くれてるよう見えた。
「夕食ゎ何がょろしいですか?」
「ネズミのステーキハ遠慮スルョ……」
「ダメです、作りまス~!!」
「ぁやなワイジワル…ダネ…」
ねぇ…チェシャ猫様…愛しのチェシャ猫様、もし貴方の命に危険が迫った時ゎこの命、惜しみなく捧げます。どうせ貴方がいなければ無かったカモ知れない命……
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