その1

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「なんでいきなり名前変わってるんだ!?後、多重人格ってなんだ!!?」 さっきのは偽名だ。これが本名だ。 「ふざけんな!『ゆうしゃ えいゆう』なんて天変地異級のネーミングセンスのない名前があるか!」 それは違う、『ゆうしゃ ひでお』だ 「どっちにしてもかわんねぇええええええええええええええええええええええ!!?」 どちらにせよ決まりだ。逆らったらたった今仕掛けた電気ショックをお見舞いするぞ 「だめだ……この作者完全に逝って……」 ポチッとな 【バリバリィ!】 「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!??」 言ったはずだが? 「うう……これ痛い……いっそのこと殺して欲しいくらいに」 それは残念だが無理だ 「そういうと思った………」 俺の友達に習ってな、拷問する時のモットーは「生かさず、殺さず」だそうだ 「てかこの比較的平和な日本でいつ拷問なんて使うんだよ……?」 それは俺の友達に直接聞くんだな。 「………それはともかくさっきスルーされた話なんだが……」 なんだ? 「多重人格ってなんだ?」 気にするな、気にしたら負けだ。 「絶対に負けないから、ありえないから」 これ以上言うと、出力上げた電気ショック出すぞ 「……分かりましたごめんなさい」 (……糞、この馬鹿作者が……) 【バリ、バリバリバリィ!!!】 ()内も結局俺が書いている、無駄無駄。 「………くそったれ……」 とりえあず今からそのダメージをなくなったことに設定したから起きろ。とっとと旅にでる準備しろ。 《すると勇者 英雄はあっさり立ち上がった》 「確か……魔王を倒しにいくんだったな……何の為に?」 性格を多重人格にした俺の判断は間違ってなかった。気持ちが切り替わった辺りがナイスだ 「……いやなんかもうとっとと終らせたくなってきた……」 まあそれでいい、だがただ単に魔王が存在してるだけで、倒しに行くのもおかしいと俺は今思ったんだが…… 「まあ確かに、理由が欲しいわけだな?」 うむ今回はサービスとしてお前が考えていいぞ、 「……普通に人を虐げている」 だめだなもう少し個人的な理由がいい 「例えばどんな」 農民の貢率が2%向上 「……それだけ?」 そうだ。おかしいか? 「いや……おかしいも何もたった2%で……」 気にするな、気にしたら負けだ 「同じ言葉を使うか……なんか行く気なくなってきた」 お前のもおかしいぞ、同じ言葉くらいで行く気失せるな
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