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けれど、
血だらけの少年は
特に気にした風もなく、
あっからかんとした
笑みを作って、
明るく返事を返して見せた。
「💧😃✋ ――そう?。
悪いね❗。
……あはは、ありがと。
✨😃✋ あとでちゃんと
お礼するね?。
――瞬くん❗」
答え……少年は、
フワリと浮いたまま、
その場を後にする。
「………」
一人、驚きで
腰が抜けそうになっていた、
やや筋肉質な少年を残して。
絶句状態になっていた彼は、
しばらくは放心状態のまま、
その場に立ち尽くす。
……そして。
少ししてから、
ポソリと言った。
「?😒💦 ……なんで、
俺の名前を知ってるんだ⁉」
それは、
本当に素朴なセリフだった。
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