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穏やかな朝だった。
明朗と呼べるだろう
澄み切った空。
ゆったりと
昇り始めた太陽からは、
綺麗なカクテル光線が見える。
テレビでやってた
天気予報に
間違いがないのなら、
今日は一日
晴れるらしい。
……そんな。
晴れ渡った朝の空を、
ボーっと眺めている
少年がいた。
――根本瞬だ。
瞬は部活の朝練を終えたのち、
そのまま着替えて、
自分の教室である
2‐3に来ていた。
……なんの事はない。
普段通りの生活だ。
少なからず、
瞬にとっては。
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