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派手なスキール音(ブレーキをおもいっきり踏んだときにキキィ~ってなるような音)はするがいつまで立っても事故の衝撃が来ない。
おそるおそる瞼をあける。
ジ(……車が横を向いてる…?なんだぁ…これ?)
それは余りにも衝撃的な光景をだった。
イン側のコンクリートウォールに擦っているんじゃないかと思う位に車体を寄せる。
リアタイヤは空転しているのだろう、白煙を吐きだしている。
鳴りやむことのないスキール音と、いつもとはちがう斜め後ろに掛るG。
これがオレが初めて味わった『ドリフト』だった。
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