Prologue

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(後片付け中) -ジャー🌁 「そういや…さっき夢を見てたって言ってたけど、何見てたんだ?」 「いや、昔の夢だ…」 「昔って…絵本とかのおとぎ話に書いてあった楽園を探しに旅に出たって話だよな、あれ本当にあったんだな💨…俺も見たかった」 「お前にも見せてやりたかったな…。俺達が初めて見つけた時には凄く喜んだな、地平線の彼方にはこんな素晴らしい景色があったとな」 「え⁉地平線の彼方に行ったのか💥うわ~本当に見たかった…」 「本当に好きなんだな😁…そういやお前は小さい頃からいつもシフォンの丘に来ては地平線を眺めていたな…」 「今でも仕事の合間を縫って見に行ってる…ずっと眺めても飽きないんだ、なんだろうな…見てると自分が風になったような気がするんだ-よっし、洗い物終了💨」 「じゃあ、朝食にでもするか」 「腹減ったぜ…」 「今から作るから待ってろな」 洗い物が終わるとグレイトはすぐにクロウの朝食の準備を始めた。 -トントントン…ジュウウウ… 食堂の中はいい匂いに包まれていた、俺はこの匂いが一番好きなんだ😁(たまによだれを垂らしているとか…😓どうやら無意識らしい😅) 「出来たぞ」 「いただきます🍴」 今日はトースト、スクランブルエッグ、スウェンの実(真っ赤でちょっと小さい果実で、この街の名産品、味は林檎と桃を混ぜて2で割ったような感じだ)ヨーグルトと言ったごく普通の朝食だ。…え?狼なのに肉は食べないのかって?いや、朝からはキツイだろ💦 「さて…ちょっと食堂の買い出しでも行ってくるか💨片付け頼んだぞ」 「了解✋」 -バタン💨 「…暇だな、仕事がないから何もすることがないんだよな…他のメンバーも休みだから家に帰ったり、旅行に行ったりしてるんだよな…はあ💨片付けでもするか」 グレイトがいなくなって、一人きりになったクロウは椅子にもたれ、天井を見ながら独り言をぼやいていた。 -カチャカチャ… 「そういえば、最近マスターの姿を見かけないような…確か休みを取ってないって言ってたな…ちょっと様子でも見てこようかな」 マスターの仕事は依頼を探したり、あるいは机に向かい資料や報告書を作成したり、他のギルドへ訪問したりとかなり大変だ💧最近は依頼がないから仕事をする必要性がないはずなんだけどな…。 -マスターの部屋- -コンコン… 「紅茶お持ちしました~…あれ?反応がない…寝てるのかな?」
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