†~はじまり~†

3/12
前へ
/118ページ
次へ
俺が心配そうに見つめていると、椎名さんは笑って、      「やーだ、ホントに何でもないから!!ね?」       ウィンクしながら彼女は俺に言う。       何だかとてつもない不安が俺を襲う。だが俺は何もできない…       力は使わないと決めたから……       「じゃまたね!」         満面の笑みを浮かべて彼女は走っていく。       何だか……何かが起こる予感がする…    不思議な力を持っているせいなのか…この不安は…       そして俺はいつもと同じ帰路につき、眠りについたのである。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加