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私はお母さんと
重い足で学校へと向かった
初めてこんなキレイな学校見た…。
不安でいっぱいだった私の心に
ちょっとだけ花が咲いた。
校舎に入るとたくさんの
生徒と親がいた。
みんな知らない人だ…
落ち着かない私を見て
心配したのか、
お母さんが
『知ってる友達いないのよね。ごめんね…親の都合で転校なんかさせちゃって…友達だったらすぐにできるわよ♪』
少し力が湧いた。
『うん。転校のことなら私気にしてないから!心配しないで。私、友達たっくさん作って、青春楽しむね★』
お母さんを心配させないために
少し大げさに言った。
本当は不安でいっぱいだったのに。
入学式が終わった。
やっと終わった……
さすがに入学式で友達は
できなかった。
明日から学校。
私はこの学校でうまくやっていけるのだろうか。
そう思うたびに
私の心はしめつけられた…
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