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今日からまた 一人ぼっち…     僕の頬は いっぱい濡れていて       僕の隣は なぜか冷たい     鏡をみると ひどい顔       こんなんじゃ 君に会えないや…           あぁ そうか…     もう君はいないんだ…       『本当の大切さは   失ってから気付く』   その通りかもしれないね     今、僕は 君の大切さを 痛いくらい感じてる…       誰よりも優しくて いつも隣で微笑んでくれて    少し恥ずかしがりやだけど 僕を優しく包んでくれたね…       こんな僕は 君に何をしてあげられたかな     過去にとらわれてばかりで 心にあいてた隙間を 君に埋めてもらおうとして       なにかと君に求めたり きッと困らせたよね…                   手を繋いで歩いたこと 夜の公園で話したこと     そっと キスしてくれたこと       すべてが 本当に優しくて…         僕の隣はいつも 君がいてくれて…     寒い冬が とッても暖かかった       本当に本当に 嬉しくて   本当に本当に 大好きで       君と出会えて 本当によかッた…                     今日 君が僕から離れていった       君の “優しさ”も 底をついたよね     『さよならね』 涙見せず言った       僕の精一杯の 強がり…           また心にぽっかり 穴が開いた           いい加減 泣き疲れたよ     さっきよりも ひどい顔だなぁ…       暗い部屋に 月明かり     目もくれずに 部屋を出た       暗い夜道歩きながら 無意識に向かう あの公園     2人座ったベンチ 指でなぞってまた 雫がひとつ…       こぼれ落ちる涙が 月明かりに反射して きらきら…           ここまでついてきたの? …ごめん、今日は 一人にさせて…       月にひとり つぶやいてみる…     それでも月は ただ黙って 僕を優しく照らしてくれる       あなた誰かによく似てるね      ねぇ ずっと僕を照らしてくれるの?   そばにいてくれるの?       大好きだよ 君のすべて     本当にありがとう           新しい恋できるかな…
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