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「にやぁ~!」
変な声がしたと同時に、体の重心が後ろに引かれた。
アタシは驚き
後ろを振り返る。
さっきの彼同様、黒い羽。
濃い茶髪にパッチリした目の可愛らしい男の子が、チュッパチャプスをなめながら抱きついていた。
「天祢を抱き締めると、気持ちよくて落ち着く~」
顔に似合わず、変態的な言葉を発している。
しかも‥何故かアタシの名前を知ってる―
ってか‥いい加減放せよ…
「あの‥離して…」
「ん~ヤダ。」
ヤダって‥
アタシもヤダよ。
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