悪魔or天使

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まだ状況が飲み込めていないアタシに、ゼロは付け足す様に言う。 「それと、僕達家がないから此処に住むことにしたから。」 アタシは露骨に嫌な顔をした。 だって普通そうでしょ? 見ず知らずの男が一緒に住むなんて。 そんなアタシに気付いたのか、シンが口を開いた。 「お前に拒否権ないから。」 シンは、テレビを消してアタシに向き直ると 静かに喋り出した。 「俺今18だけど、お前の通ってる高校の教師やるから。 だから、生活費の事なら問題ない。」 アタシの一つ年上か。 ‥って!! 「18で教師出来るの!?」 「大丈夫大丈夫。」 シンは棒読みで言った。
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