入学

2/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
桜舞えよ!ってくらい桜の気配無いまま迎えた入学式 そういえば卒業の時も桜舞うイメージがあって、入学の時も桜舞うイメージがあるのは私だけなのかな? それまで桜は全部散ってしまうんじゃないかなーって自分の考えに謎めいてる私です 少しザワツいてる廊下を渡ると教室の扉に張り出されたクラス表を見た どこかなー…? とクラス表を眺めていると誰かが私の肩を叩いた 誰だろう、と思い振り向くとそこには私の思い人、隅田がいた!! 「入学おめでとー」 私を茶化すかのような笑顔で言う隅田に内心胸キュンキュンなわけで… 『隅田こそ、おめでと!』 そんな感情を顔に出さず茶化し返すように私も言う 「俺は受かって当たり前だったし! 咲の場合ただの馬鹿だからさ…心配だったよ」 『馬鹿とか言うな!』 馬鹿にされるのは慣れた ぶっちゃけそれも嬉しかったりする私はMなのでしょうか? 「はははっ! あ、そういえばクラス表見た?」 笑い終えると突如話がかわった 『今見てたところー』 「まじ? 確か咲は二組だったよ」 見ててくれたー!(゚∀゚)! 『そうなん? 見る手間省けたー♪ ありがと! 隅田は何組?』 そもそもこういう時って同じクラスで隣の席って漫画じゃお約束だし… 一緒なのかなー? 期待に胸を膨らましていると隅田が口を開いた
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!