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美奈はフラフラと立ち上がった。
その瞬間・・・・。
ピシッ!!!!
周りが何かしら、異様な空気に包まれた。
それに気付いた美奈は、立ち止まり、周りを見回した。
美奈【何だろう?物凄い違和感を感じる。】
しばらくして、美奈の前方からフラフラした物体が近付いてきた。
美奈「ッ!!!!」
美奈はその物体を見て驚いた。
それもそのはず、美奈の前には、赤い目をしていて、口にはずらりと牙が並び、体長が2mぐらいの大きな化け物がいたからだ。
化け物「貴様、旨そうだな。」
美奈「いいえ!!腐ったチーズの味がするから不味いですよ!!」
チーズはすでに腐ってます!!
化け物「しかし、これだけ霊力があると、俺様では難しいか・・・・。」
美奈「霊力って何ですか?」
化け物「霊力を知らないのか?!なら、安心だな!!」
化け物が美奈にジリジリ近寄る。
美奈「わ、ワタシハニンゲンジャアリマセン!!」
そんな片言で喋っても効果はないに決まっている。
化け物「いっただきま~す♪」
化け物が美奈に手を伸ばした瞬間・・・・。
右腕につけていたブレスレットが光って、美奈と化け物の間に見えない壁ができた。
化け物の手は見事に弾かれた。
化け物「な、何だ?」
レイズ「いやぁ、まさかできるとは思わなかったよ。」
美奈「えっ?!?!」
いつの間にか、レイズが美奈の後ろにいた。
化け物「き、貴様は誰だ?」
レイズ「いいのかな?俺より格下の奴がそんな言い方して。」
化け物「貴様も、悪魔なのか?」
レイズ「あぁ、ちなみに位は【デーモン】だ。」
化け物「なんだと!!」
レイズ「まぁ、とりあえず・・・・地獄に落ちとけ。」
レイズは、地面に右手を当てると、呪文を言った。
レイズ「全ての地獄に集いし愚かな者よ、我に従い、我が意のままに裁きをくだせ!!」
レイズの右手から地面が黒く染まり始め、全体的に黒くなった。
そうすると、化け物の周りの、黒い地面から無数の黒い手が出できて、化け物を掴み始めた。
化け物「くそっ!!離せ!!」
しかし、化け物の抵抗も虚しく、どんどん沈めらていく。
レイズ「バイバイ♪」
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