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化け物は完全に沈められ、景色は元に戻った。
美奈「さっきの、何ですか?!」
レイズ「呪術だ。」
美奈「・・・・魔法みたいなものですか?」
レイズ「ま、そんな感じ。」
美奈「もう一つ質問なんですけど。」
レイズ「何?」
美奈「あの化け物って何ですか?」
レイズ「あの化け物も悪魔で、位はクラムだ。」
美奈「位?」
レイズ「悪魔には位があって、弱い順から、クラム、ミリアス、ラグゼルク、デーモン、そして、バハティリアス。」
美奈「レイズさんの位はどれ何ですか?」
レイズ「俺は、デーモンだ。」
美奈「じゃあ、強いほうなんですね。」
レイズ「まぁ、そういう事になるかな。」
しばしの沈黙・・・・。
美奈「あっ!!」
レイズ「どうした?」
美奈「依頼を探さなきゃ。」
レイズ「ああ、それはもういいよ。」
美奈「えっ?!」
レイズ「まぁ、説明すると、悪魔は霊力が高い人間ほど大好物なんだ、だからそれを利用して、お前を外に出したわけ。」
美奈「利用?!?!」
レイズ「お前が来る前に、俺の所に依頼が来てな、【ここら辺で暴れている化け物がいるので、退治して欲しい】っていう依頼があったから、お前に囮になってもらったわけ。」
美奈「ひどいです!!」
レイズ「まぁ怒るな、これはテストでもあったんだ。」
美奈「テスト?」
レイズ「お前がつけているそのブレスレットは、それなりに霊力がないと発動しない代物なんだ、だから、それが発動したって事は、お前はそれなりに霊力を持っていて、アルバイトにふさわしいってこと。」
美奈「じゃあ、合格なんですか?!」
レイズ「そういう事だ。」
美奈「やったぁぁ!!」
レイズ「まぁ、とりあえずこれからよろしく頼む。」
美奈「はい!!!!」
レイズ「あっ、ちなみに住み込みだから。」
美奈「・・・・えぇぇ!!!」
私はもしかして、とんでもないアルバイトをする事になったかも?!?!
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