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ここで、住み込みして1週間・・・・。
今だ、依頼なし・・・・。
そして、アルバイトも意味なしな状況で私は何をしているかというと・・・・。
住ませてもらっている部屋の掃除をしている。
見た目ボロ家なのに、かなり広い部屋だ。
れっちゃんの話しによると、この家は実は豪邸なのだが、呪術でボロ家に見えるようにしているのだそうだ。
ボロ家のほうが、れっちゃんが落ち着くらしい。
何で、レイズさんかられっちゃんになったかって?
それは・・・・。
レイズ「レイズさんはよそよそしいから、違う呼びかたをして。」
だそうだ。
んでもって、私が・・・・。
美奈「じゃあ、れっちゃん♪」
って言ったら、ドン引きされた。
まぁ、普通はドン引きだね。
コンコン。
部屋のドアを叩く音。
美奈「何ですか?」
レイズは、返事をしないでドアを開けた。
美奈「返事してから、開けてください!!」
レイズ「別にいいだろ・・・・てか、凄ッ!!」
レイズが驚くのも無理がない。
部屋中には、いっぱいのホラーグッズが飾られているからだ。
美奈は、住み込みする前に自宅から色々と荷物を運んできたのだ。
美奈が、両親に事情を話すと・・・・。
母「あら、いい経験になるんじゃない?」
父「そうか、お前もそういう年になったか。」
二人共、心配は無しですか?!
とまぁ、軽く許可が得られたのである。
美奈にとっては、渋々、許可をだして欲しかったのだが、二人共が放任主義なので、淡い期待に過ぎなかったのだ。
美奈「で、何のようですか?れっちゃん。」
レイズ「その呼びかたは、やめろ。」
美奈「いいじゃないですか!!friendlyな感じで。」
レイズ「腹減ったから、飯作ってくれ。」
美奈「無視ですか?!そして、また私が作るんですか?!」
レイズ「当たり前だ!!俺はあの悲劇をくり返すわけにはいかないのだ!!」
あの悲劇とは、何かというと・・・・。
それは、三日前に遡る。
レイズ「腹減ったな、グリフォ-ド、何か買ってきてくれ。」
グリフォ-ド「今日は、美奈様もいることですし、私が料理を作りましょう。」
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